成長障害フォーラムのご案内

成長障害に関する講演をするたびに、わが子の身長が低すぎるのではないかと気になっていても「どこに相談したらいいのか分からなかった」とか、「親も背が低いのであきらめていた」「そのうち伸びるだろうと放置していた」という話をたくさん聞きます。そこで私達は成長障害に関する正しい知識の啓発を目的としたフォーラムを定期的に(毎年5月と11月頃)開催しております。
成長障害の病因は多様で、200以上もあるとされています。これまで、このフォーラムを契機として、特発性や器質性あるいは遺伝子の異常による下垂体性低身長症の他、ターナー症候群、SHOX異常症、ヌーナン症候群、軟骨異栄養症、甲状腺機能低下症、思春期早発症、プラダー・ウィリー症候群、特発性低身長症等多数の成長障害を有する子供達が発見され治療されております。
成長障害の多くは直接生命とは関係ありませんが、時に緊急に検査、治療の必要なケースがございます。専門の医師にとって診断は容易ですが、一般の方々にはどのうような成長障害なのかよくわからないのが現状かと思います。今後も成長が期待できるのか、もうあまり期待できないのかは簡単な検査で分かります。治療用の成長ホルモンは大変安全な薬剤です。成長ホルモン等の治療は成長を促すのみではなく、しばしば低身長児の心の悩みを解消し、子供達が自信を持ち、生き生きと積極的な日常生活を送る事を可能にします。また、免疫力を高め、感冒にもかかりにくく、かかっても治り易くなるとされております。最近、子宮内発育不全症による成長障害児にも成長ホルモンの治療が認可されました。また、身長が-2.0SDと-2.5SDの間のケースでも重症成長ホルモン分泌不全例では特定疾患として認定されることになりました。成長障害児の治療法にも少しずつ変化が見られます。
成長障害フォーラムへの参加は無料ですので是非お気軽におこしください。最新のフォーラムのご案内は以下をご参照下さい。

成長障害フォーラム日程について

第39回成長障害フォーラム

日時:

未定

場所:

仙台国際センター 2F 萩

電話:

022-265-2211

演者

東北大学非常勤講師
成長科学協会評議員
羽二生クリニック院長
羽二生 邦彦

参加費は無料です。当日会場へお越し下さい。
お気軽にご参加下さい。

成長障害フォーラムのご案内
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  • 患者会(青葉の会)

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